「一安心」と「安堵」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「一安心」と「安堵」の違いとは?違い

この記事では、「一安心」「安堵」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「一安心」とは?

心配していたことが無事解決したので、気持ちが穏やかになったことを「一安心」【ひとあんしん】といいます。

とくに、家族や友人といった親しい人に問題が起きたとき、解決したと分かってひとまず安心したと感じるのです。

使い方としては「電話を受け取って一安心だ」といかに心が安らかになったか自分の気持ちを伝えます。

このように、心配だったのも解決して、安堵した状態であると分かるのです。


「安堵」とは?

どのようになったか気掛かりだった問題が解消して、安心することを「安堵」【あんど】といいます。

例えば、心配事で張り詰めていた緊張が緩み、ほっと胸をなでおろす瞬間を指すのです。

例えば、定期券を落としたとき、警察に届いていたと分かれば胸をほっと撫で下ろします。

他にも、検査すれば重い病気ではなかったときや、試験に受かったとき胸をほっと撫で下ろすのです。


「一安心」と「安堵」の違い

「一安心」「安堵」の違いを、分かりやすく解説します。

とても心配する問題が無事解決して、安心することを「一安心」といいます。

心から安らいだ気持ちを表せる言葉であり、胸を撫で下ろす状態を表す言葉です。

もう一方の「安堵」は落し物したが見つかった、いなくなった人に再会できたとき、心配していたことが解消されて安心します。

また、受験したとき落ちるのではないかと心配していましたが、合格したと分かって心から安心する様子を伝えるのです。

「一安心」の例文

・『兄が事故に遭ったが、打撲だけで済んで一安心した』
・『建物が期日までに建つと分かり、一安心した』

「安堵」の例文

・『塾に通う生徒がみな帰宅したと分かり、安堵した』
・『怪我して入院していた社長が退院したと分かり、安堵した』

まとめ

「安」を使った言葉ではありますが、「心」「堵」の違いにより意味や使い方が異なります。

どのような状態のときに使えば言葉の意味をうまく伝えられるかに目を向けて、使いこなしましょう。

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