この記事では、「どころか」と「ばかりか」の違いを分かりやすく説明していきます。
「どころか」とは?
前の文を否定して、さらにそれよりも強いことを後の文で言うときに使います。
話し手の驚きや意外だと思う気持ちが含まれます。
「ばかりか」とは?
前の文に加えて、さらに何かを後の文で言うときに使います。
前の文と後の文は同じ方向の意味になります。
「ばかりか」の前の文も後の文も「人気がある」という肯定的なことです。
前の文と後の文は同じ方向の意味になることが特徴的な言葉です。
「どころか」と「ばかりか」の違い
「どころか」と「ばかりか」の違いを、分かりやすく解説します。
「どころか」と「ばかりか」という言葉は、両方とも前の文に続けて、後の文でさらに強調したいことを言うときに使いますが、ニュアンスや使い方に違いがあります。
「どころか」は、前の文で言ったこととは正反対のことが後の文で言われるときに使います。
話し手の驚きや意外だと思う気持ちが含まれます。
その一方で、「ばかりか」は、前の文で言ったことだけでなく、さらにそれ以上のことが後の文で言われるときに使います。
話し手の強い気持ちや不満が含まれることが多いと考えられます。
「どころか」の例文
・『彼は遅刻したどころか、一時間も早く来て、もう準備運動も終えている』
・『この映画は子供向けですが、子供どころか大人でも感動して泣いてしまうほどの傑作だ』
「ばかりか」の例文
・『彼は遅刻したばかりか、必要書類を全て家に置いてきた』
・『その会社は利益が減ってしまったばかりか、客の信頼も失ってしまった』
まとめ
「どころか」と「ばかりか」の違いは、前の文に対する評価や態度にも現れます。
「どころか」を使うと、前の文が否定的に聞こえることがありますが、「ばかりか」を使うと、前の文が中立的に聞こえることがあります。
それぞれの言葉を正しく使い分けるように注意しましょう。