この記事では、「つまみ食い」と「味見」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「つまみ食い」とは?
調理されて皿に盛り付けた料理を、一口だけ先に食べてしまうことを「つまみ食い」【つまみぐい】といいます。
まだ食べては駄目と親から言われているというのに、つい味が気になる、お腹が空いていたので食べてしまうのです。
それも箸ではなく、指でつまんで食べるところからあまり行儀のいい行為ではありません。
そのため、家族には分からない程度に少量をつまんで食べるのです。
「味見」とは?
調理の過程で味は調っているか調べるために行なうことを「味見」【あじみ】といいます。
何度も作っている料理でも味を調べなければ濃すぎたり、薄いといった問題が起きてしまうのです。
主に、調理する人が味はどうか調べるとき行なう行為を指します。
使い方としては、「味噌汁の味を味見する」といって、調味料の濃さやダシと具から出た旨味の調和を舌で調べるのです。
「つまみ食い」と「味見」の違い
「つまみ食い」と「味見」の違いを、分かりやすく解説します。
調理していない者が置いてある料理をつまんで食べることを「つまみ食い」といいます。
行儀が悪い行為であり、見つかれば叱られるため、分からない程度の量を食べるのです。
もう一方の「味見」は調理した方が味は美味しいか確かめるために食べる行為を指します。
そのため人に叱られることはなく、反対に味を美味しく食べられるよう調理する過程では必要な行為となるのです。
「つまみ食い」の例文
・『何度もつまみ食いする子供をきつく叱った』
・『つまみ食いする兄を叱ると逆ギレしてくる』
「味見」の例文
・『料理を作るときは必ず味見してから家族に出す』
・『ダシに拘る姉は味見して、本格的な味噌汁を作る』
まとめ
どちらも料理に関する行為ではありますが、どのように行なうか違いを調べてみるのもまた、異なる点を比較する勉強になるでしょう。