「大胆不敵」と「泰然自若」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「大胆不敵」と「泰然自若」の違いとは?違い

この記事では、「大胆不敵」「泰然自若」の違いを分かりやすく説明していきます。

「大胆不敵」とは?

大胆不敵とは、度胸があって恐れを知らないという意味の四字熟語です。

大胆には、度胸がすわっているという意味があります。

不敵は敵を敵とも思わないという意味で怖いもの知らずを表しています。

大胆は中国に昔からある言葉ですが、不敵は日本で生まれた言葉です。

中国語で不敵というと相手が強すぎるという意味なので、日本語の怖いもの知らずとは意味が異なります。


「泰然自若」とは?

泰然自若とは、落ち着いていてどんなことにも動じないという意味の四字熟語です。

泰然は落ち着いていて物事に動じないさまを表す言葉で、自若も落ち着いていて心が少しも乱れていないさまを表しています。

似た意味を重ねることで、落ち着いていて動じないということをより強調しています。


「大胆不敵」と「泰然自若」の違い

大胆不敵は度胸があって恐れを知らないことを表していて、泰然自若は落ち着いていて何事にも動じないことを表しています。

大胆不敵は度胸があるとか肝がすわっているなど好意的に用いられることもありますし、図々しくて恐れを知らないなど悪い意味で用いられることもあります。

泰然自若は良い意味で使われており、座右の銘や褒め言葉に使われたりもします。

「大胆不敵」の例文

・『正面玄関から入ってくるなんて大胆不敵な窃盗犯だ』
・『絶体絶命のピンチにありながらも彼は大胆不敵な笑みを浮かべた』

「泰然自若」の例文

・『どんな時でも泰然自若としている師匠を見習いたい』
・『彼女は病魔により死が目前に迫っていたが泰然自若な態度は変わらなかった』

まとめ

大胆不敵は度胸があって恐れを知らないことをいい、泰然自若は落ち着いていて何事にも動じないことをいいます。

大胆不敵は良い意味でも悪い意味でも使われる言葉ですが、泰然自若は良い意味で使われる言葉になります。

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