この記事では、「未だに」と「居然」の違いを分かりやすく説明していきます。
「未だに」とは?
「今現在になっても、解決・改善されなくてはいけない事が続いていること」を表します。
例えば、「未だにその事件の真相はわからない」「未だに彼から連絡がない」というように使います。
この場合、「未だに」は「今になってもまだ」「今なお」と言い換えることが可能です。
「未だに」は解決されていないことに対して、心配している・嘆いている気持ちが込められています。
「居然」とは?
「予想していなかったことに対して「予想外だ」と思ったときに使うのが「居然」です。
「居然」は単純な驚きを表すときに使いますが、「竟然」という似た単語は良くないことに使ったり、怒りの驚きが少し含まれています。
「未だに」と「居然」の違い
「未だに」と「居然」の違いを、分かりやすく解説します。
「未だに」と「居然」という言葉は、どちらも「今もなお」という意味がありますが、使い方やニュアンスに違いがあります。
「未だに」は、過去から現在にかけてその状態が続いていることを表しますが、その状態が解決・改善されるべきであるという否定的な感情が含まれます。
その一方で、「居然」は、過去から現在にかけてその状態が続いていることを表しますが、その状態が予想外であるという驚きや感嘆の感情が含まれます。
「未だに」の例文
・『未だにその事件の真相は分からない』
・『未だに彼女のことが忘れられない』
「居然」の例文
・『居然彼女が一番になった』
・『居然雨が降ってきた』
まとめ
「未だに」は、「今もなお」や「まだ」という意味です。
過去に起こったある事柄や状態が現在でも続いていることを示す際に使います。
その一方で、「居然」は、「意外にも」や「なんと」などの感嘆の意味を表します。
予想外の事態や驚きの事実に対して使います。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるようにしましょう。