ある特定のものについて宣伝活動を行う際に、「キャンペーン」という言葉を使います。
「キャンペーン」という言葉は英語にもあり、「campaign」と書きます。
この「キャンペーン」には様々な種類がありますが、近年では「ネガキャン」という言葉も聞かれるようになりました。
ここでは「ネガキャン」とはどういう意味なのか、英語ではどのように表現するのか見ていきましょう。
「ネガキャン」の日本語での解釈
これは略語で、正式には「ネガティブ・キャンペーン」と言います。
「ネガティブ」は「否定的」「消極的」という意味で使われるので、「ネガキャン」をそのまま捉えると「否定的な宣伝活動」という意味になります。
つまり、相手の悪い部分を大衆に広めることによって、自分の価値を高めるという手法です。
元々は選挙の対立候補に対する誹謗中傷を指していた語ですが、現在では幅広い場面で使われています。
「ネガキャン」の英語とは?
「negative campaign(campaigning)」「mudslinging」
「ネガティブ」「キャンペーン」はどちらも元々英語にあるため、そのまま書き直しても十分伝わります。
「campaign」は名詞・動詞どちらの用法もあるため、可算名詞「campaign」を使うこともあれば、動名詞「campaigning」を使うこともあります。
「mudslinging」は「mud(泥)」と「sling(投げる)」という2単語からできていて、「中傷、泥仕合」という意味の名詞です。
「ネガキャン」そのものを指す言葉ではないですが、実際に行う行為としてはほぼ同じです。
「ネガキャン」を使った英語の例文(使用例)
・『He ran a negative campaign. 』(訳:彼はネガティブキャンペーンを行った)>
「キャンペーンを行う」という場合は「run」を使って表現できます。
また、この場合の「campaign」はもちろん名詞です。
・『There is mudslinging in the campaign. 』(訳:選挙活動時に中傷があった)>
この「campaign」は「選挙活動」の意味で使われています。
「ネガティブキャンペーン」そのものの訳はできませんが、選挙時の中傷は、すなわちネガキャンのことを指します。
・『He campaigned negatively. 』(訳:彼は否定的に活動を行った)>
「1つめの例文とほぼ同義ですが、campaign」を動詞として使う場合は、こういう表現も可能です。
「negatively」は副詞なので、動詞を修飾することができます。
まとめ
「ネガキャン」の意味を英語表現と共に考察しました。
「negative campaign」とそのまま使うこともできますし、違う品詞を使って文の構造を変えることもできます。
「ネガキャン」を使う場面はあまり多くありませんが、いざという時に困らないよう、使い方を知っておくと良いでしょう。