この記事では、「卑怯」と「悪賢い」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「卑怯」とは?
臆病なあまり、物事にしっかり向き合って実行に移さないことを「卑怯」【ひきょう】といいます。
このような行動を見せる人は、堂々と物事をやろうと行動するのではなく、遠回しに目立たず物事に取り掛かろうとするのです。
その動きはどこか頼りがいがなく、勇気すら感じられない残念な姿に見えてしまいます。
元々は比輿と書き、堂々とした態度で挑めない人の様を表す言葉です。
「悪賢い」とは?
周囲が考え付かないほど悪い方向に頭が回ることを「悪賢い」【わるがしこい】といいます。
どこかずるさを感じさせる行動や考え方して見せる人は抜け目がなくて付き合いにくいと感じさせるのです。
このような人は、いい方向に知恵を回すのではなく、あえて悪い方に頭を回して腹黒い考えを伝えるところもあります。
このようなところから、「悪賢い勝ち組」といって、おごり高ぶる彼らの末路がいかに悲惨か伝えるのです。
「卑怯」と「悪賢い」の違い
ここでは「卑怯」と「悪賢い」の違いを、分かりやすく解説します。
動きが堂々としていないは、物事を率先してやろうとする気力に欠けていることを「卑怯」といいます。
しっかり前を向いて行なうのではなく、あえて人とは違うところからこそくに責めていくやり方する行動がいみ嫌われるのです。
もう一方の「悪賢い」は知恵が良い方向に回らず、悪いところに回すという意味で使われています。
性質の悪さも感じられるほどずる賢さがある人を指す言葉です。
「卑怯」の例文
・『卑怯な人は相手が不利になるよう仕向けて戦いに挑む』
・『卑怯な指導で店員を追い込む店長に疑問を持つ』
「悪賢い」の例文
・『悪賢い教師は親の立場により生徒をえこひいきする』
・『悪賢い女性は男の収入でランク付けして弄ぶ』
まとめ
周囲から見ればなんとも困った性質の人を指す言葉です。
ただ、卑と悪の違いにより意味に違いが出てきますので、どのような意味合いで使うか勉強してみるといいでしょう。