「一朝一夕」と「たちまち」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「一朝一夕」と「たちまち」の違いとは?違い

この記事では、「一朝一夕」「たちまち」の違いを分かりやすく説明していきます。

「一朝一夕」とは?

「一朝一夕」「いっちょういっせき」と読みます。

意味は極めてわずかな期間、非常に短い時間を例えたものになります。

このような意味から簡単であること、お手軽であることも意味します。

「一朝一夕とはいかない」「一朝一夕にはできない」などといった形で使用します。

また、他の言葉に言い替えると「簡単には」「おいそれとは」「安々とは」「容易には」などになります。


「たちまち」とは?

「たちまち」とは、非常に短い時間の内に動作が行われること。

思いがけずある事態が発生することを意味します。

他の言葉に言い替えると「早速」「ただちに」「とっとと」「急に」「即刻」など、どれも非常に短い時間を意味する言葉ばかりです。

例えば、家を出たときは大丈夫だったものの、すぐに雲行きが怪しくなり雨が降り出すことを「たちまち雨が降り始めた」と表現します。


「一朝一夕」と「たちまち」の違い

「一朝一夕」「たちまち」の違いを、分かりやすく解説します。

「一朝一夕」は、極めてわずかな期間、非常に短い時間や簡単であること、お手軽であることを意味する言葉になります。

一方、「たちまち」は非常に短い時間の内に動作が行われること、思いがけずある事態が発生することを意味します。

同じ短い時間を指す言葉でも、このような違いがあります。

また、「一朝一夕」の場合は、「一朝一夕にはいかない」などといったように打消しの表現を伴うことが多くなりますが、「たちまち」の場合は、そのような打消しの表現は伴いません。

「一朝一夕」の例文

・『師匠に教わることで、ものまねの技術は一朝一夕では身につかないことがわかりました』
・『一度付いた悪いイメージは一朝一夕では変えられない』

「たちまち」の例文

・『彼女がオーデションの合格した噂はたちまち校内に広がりました』
・『人気商品の為、入荷後たちまち売り切れとなりました』

まとめ

同じ短い期間を意味する言葉でも、以上のような違いのある言葉になります。

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