「一苦労」と「泣き目」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「一苦労」と「泣き目」の違いとは?違い

この記事では、「一苦労」「泣き目」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「一苦労」とは?

ひとしきり苦労して苦しむことを「一苦労」【ひとくろう】といいます。

かなり苦痛に感じるほど困難に陥る苦労を受けていると分かるのです。

例えば、相手が気難しい人であるため簡単には説得させられないところに苦労します。

それこそ骨を折るほどの苦痛を伴うほど労力を使ってしまう現状は大変と思うのです。

このように、苦労して辛い目に遭い、骨折りするほど疲れるさまを表します。


「泣き目」とは?

酷く泣いた後に赤く腫れた目を「泣き目」【なきめ】といいます。

長時間泣いた後は目が充血したり、瞼が腫れて重くなるその目元を指すのです。

主に、悲しいことがあったり、複雑な人間関係で疲れてしまって悩むとき涙を流します。

「泣き目」は元々繊細な毛細血管がいくつも集まっているところであり、涙が流れたとき手でこすれば簡単に傷つくのです。


「一苦労」と「泣き目」の違い

ここでは「一苦労」「泣き目」の違いを、分かりやすく解説します。

骨折りするほど苦痛を感じるように労力を使うことを「一苦労」といいます。

普通よりも酷い苦痛を感じて疲れてしまう状態であり、「この作業は一苦労する」といかに大変か表せる言葉になるのです。

もう一方の「泣き目」は、泣いた後に白めが赤く充血したり、瞼が腫れる症状を指します。

悲しいときは大量の涙を流しますが、これが毛細血管を刺激して腫れてしまうのです。

このような意味から、かなり精神的に辛い悩みで泣き腫らした目か伝えられます。

「一苦労」の例文

・『成長して顔が変わっている妹を捜すのは一苦労した』
・『捻くれた性格の叔父を説得させるには一苦労だった』

「泣き目」の例文

・『泣き目で職場に現れた女性社員を優しく抱きしめた』
・『1年で離婚した部下が泣き目で気の毒に見えた』

まとめ

どちらも苦痛に感じる人に使う言葉ですが、どのような状態でどう使えばいいか学び、うまく使って状態を伝えてみるといいでしょう。

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