この記事では、「スリリング」と「戦慄的」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「スリリング」とは?
とても刺激的で戦慄を感じるほどの状態を“thrilling”「スリリング」といいます。
速度を体で感じたり、得体が知れない者に遭遇したときは強い恐怖を感じ、背筋が凍るほどの状況に陥るわけです。
それほど目の前で巻き起こる白熱の試合を見たとき感じる選手が興奮する気持ちを表すときに使われています。
使い方としては、「スリリングな人生」といって色々な出来事が起こる刺激的な一生を伝えるのです。
「戦慄的」とは?
あまりの恐ろしい出来事を見て、全身が震えて止らないことを「戦慄的」【せんりつてき】といいます。
あまりの恐ろしい状況に遭遇した人は逃げ出しますが、その場を離れてもしばらくはわななく状態が続くのです。
例えば、近所で一家惨殺事件が起きたとき、まだ捕まっていない犯人が家に押し込んできて刺されたらどうしようと思う恐怖から強い不安を感じては硬直します。
「スリリング」と「戦慄的」の違い
ここでは「スリリング」と「戦慄的」の違いを、分かりやすく解説します。
緊張感に包まれるほど激しい試合であったり、身震いするほど感動した状態を「スリリング」といいます。
身の毛がよだつ出来事に遭遇した人が劇的な展開に興奮を隠し切れずに酷く動揺するのです。
もう一方の「戦慄的」は、身の毛もよだつほど恐ろしい事件に遭遇したり、事故を見た人が恐ろしいと感じて恐怖に包まれる状態を指します。
例えば、床に真っ赤な血が流れ、刺された人が苦しそうな呻き声をあげている状況を目にした人は「戦慄的な光景にぞっとする」と気持ちを表すのです。
「スリリング」の例文
・『あまりにもスリリングな展開に観客の興奮は高まる』
・『専門家のスリリングな一生を本にすると人気を集めた』
「戦慄的」の例文
・『惨殺された死体が無数に転がる戦慄的な光景が入ってきた』
・『首のない動物が吊るされた戦慄的な光景を見て、奮えが止らない』
まとめ
とても緊張感が走る展開を指す言葉ではありますが、試合や展開といったときは「スリリング」を使い、凄惨な状況を見れば「戦慄的」を使うといった工夫をしてみましょう。