この記事では、「下積み」と「底積み」の違いを分かりやすく説明していきます。
「下積み」とは?
下積みは、したづみと読むべき言葉です。
文字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、あるものと比べて低い方といった意味の下の漢字に、つみ重ねる等の意味がある積みの文字を付け足す事によって成立した言葉となっています。
だからこそ下積みは、他の物の下に積む事や、力を発揮出来ないまま低い地位や立場にいる事といった意味を表すのです。
「下積み」の言葉の使い方
下積みは、主に能力を発揮出来ずに低い立場にあるといった意味で使われる言葉となっています。
具体的には一人前になるために修行している時期の事を、下積み生活といった形でこの言葉を駆使して表現したりするのです。
他にもシンプルに、何かの下に物を積むという意味にも使用出来ます。
「底積み」とは?
底積みは、そこづみという読み方をする言葉です。
文字で記されたこの言葉を見れば一目瞭然な事ですが、物の一番下という意味を持っている底の漢字に、つむやつみ重なるといった意味を有する積むの文字を付け加える事で完成した言葉となっています。
以上の事から底積みは、物を積む際に一番下に積む事を示すのです。
「底積み」の言葉の使い方
底積みは、一番下に物を積むという意味で用いられる言葉です。
例えば荷物等を積む時に、その荷物を一番下に置いて積むという意味を表現する際に、使用される言葉となっています。
「下積み」と「底積み」の違い
下積みと底積みの文字表記を見比べれば、最初の漢字が下と底という違いがある事に気付く事が可能です。
所がその後の文字は同じ、積みであり、更に共に物を積むという似た意味を持っていたりします。
ただし下積みは、何かの下に積むという意味の他に、能力を発揮出来ないまま低い地位や立場にいる事を表すのです。
一方の底積みは、文字通り、一番下に物を積むといった意味を示します。
まとめ
2つの言葉は、最初の漢字に違いがあるものの、後ろの2文字は同じです。
しかもどちらも物を積むという同じ様な意味を持っていますが、持つ意味の幅とニュアンスには相違点があります。
ちなみに下積みは、物の下に他の物を積むという意味と、力を発揮出来ない状態で低い立場にあるという意味を表す際に使用される言葉です。
対する底積みは、もっとシンプルに、底である一番下に物を積むという意味を示す際に、用いられる言葉となっています。