この記事では、「付け加える」と「補足する」の違いを分かりやすく説明していきます。
「付け加える」とは?
「元のものに別のものを加えること」という意味です。
付け加えるものは、元のものと同じ種類である必要はないです。
例えば、「料理に塩を付け加える」「話にオチを付け加える」「名前に敬称を付け加える」などと使います。
付け加えることで、元のものが変化したり、改善したり、悪化したりする可能性があります。
「補足する」とは?
「不十分な点を補い、付け加えること」という意味です。
補足するものは、元のものと同じ種類でなければなりません。
例えば、「説明に補足をする」「資料に補足をつける」「文章に補足を加える」などと使います。
補足することで、元のものが完全になったり、分かりやすくなったり、正確になったりすることを期待します。
「付け加える」と「補足する」の違い
「付け加える」と「補足する」の違いを、分かりやすく解説します。
「付け加える」と「補足する」という言葉の意味の違いは、付け加えるものの種類や必要性にあります。
付け加えるものが元のものと異なる種類であったり、必要でなかったりする場合は「付け加える」と言います。
付け加えるものが元のものと同じ種類であり、必要であったりする場合は「補足する」と言います。
この違いを覚えておくと、正しく使い分けることが可能です。
「付け加える」の例文
・『この本は歴史小説ですが、実際に起こった出来事に著者の想像力を付け加えたものです』
・『彼は自分の意見を述べたあと、付け加えるように言った』
「補足する」の例文
・『詳しい情報は、補足資料をご覧ください』
・『先生は授業の最後に補足すると言った』
まとめ
「付け加える」と「補足する」は、どちらも元の内容に何かを加えるという意味ですが、ニュアンスが異なります。
「付け加える」は、元の内容に関係のあることや別の視点のことを加える場合に使います。
その一方で、「補足する」は、元の内容に不十分な点や不明な点があるときに、それを補うために加える場合に使います。