この記事では、「苦情」と「意見」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「苦情」とは?
サービスを利用した顧客側が店に対して苦言を伝えることを「苦情」【くじょう】といいます。
例えば、バスで旅に行った人が、出された弁当が冷たすぎて美味しくなかったとか、温泉に入浴できる時間が短くて酷いと不満を伝える行為を指すのです。
できれば見直すべき問題を取り上げて提供する会社側へ伝えて、客が求める内容に改善させるために伝えます。
「意見」とは?
自分なりに商品を購入して気がついたことを店側に伝えて、より良いものを提供してくれるように伝えるのが「意見」【いけん】といいます。
物だけではなく、見直した方がより良い演技ができると思う俳優に対し、手紙で伝えるのも「意見」となるわけです。
また、税金をどのように使えば国民は納得するか具体的に考えて伝えたり、首相にこのような対策して欲しいと伝えます。
「苦情」と「意見」の違い
ここでは「苦情」と「意見」の違いを、分かりやすく解説します。
実際に商品を購入したとき、書かれていたサイズよりも小さかったり、着心地が悪いといった不平不満を店側に伝えることを「苦情」といいます。
もう一方の「意見」は、商品の味や大きを見直した方が売れるだろうと自分なりに気がついた点を伝えるわけです。
この2つの大きな違いは、「苦情」が不満を伝えるのに対して、「意見」は自分なりの見解を言葉や文章にして伝えるところになります。
「苦情」の例文
・『商品に傷があったので、苦情の手紙を書いて送った』
・『苦情は相手を傷つける場合があるので、言葉を選びたい』
「意見」の例文
・『税務行政について意見を伝えたいときは国税庁へ届ける』
・『会社の悪い点を見つけて意見する部下に賛同した』
まとめ
伝えるという行為は同じですが、苦言するか、提案するかの違いにより使い分ける必要性があります。
問題を改善するには「苦情」を、より良い商品を作ってもらうには「意見」を使うといった工夫してみるといいでしょう。