「お返事」と「ご返事」の違いとは?徹底的に解釈

「お返事」と「ご返事」の違いとは?違い

この記事では、「お返事」「ご返事」の違いを分かりやすく説明していきます。

「お返事(へんじ)」とは?

「お返事」とは、「返事」に尊敬語や丁寧語の意味を含める接頭辞「お」(=御)を付けた敬語表現です。

お金(おかね)やお名前(おなまえ)のように、接頭辞「お」の後ろには、基本的に訓読みの言葉(和語、大和言葉)が付きますが、「お返事」のような例外のケースもあります。


「お返事」の使い方

「お返事」「返事」の敬語表現として使われています。


「ご返事(へんじ)」とは?

「ご返事」とは、「返事」に尊敬語や丁寧語の意味を含める接頭辞「ご」(=御)を付けた敬語表現です。

ご連絡(ごれんらく)やご自宅(ごじたく)のように、接頭辞「ご」の後ろには、基本的に音読みの言葉(漢語)が付きますが、「ご入用(ごいりよう)」「ごもっとも」のような例外のケースもあります。

「ご返事」の使い方

「ご返事」「返事」の敬語表現として使われています。

「お返事」と「ご返事」の違い

「お返事」「ご返事」はどちらも正しい敬語表現になります。

「お返事ありがとうございます/ご返事ありがとうございます」のように相手の行為に対する「尊敬語」としての他、「お返事いたします/ご返事いたします」のように自分の行為に対する「謙譲語」としても用いることが可能です。

また、「お返事」は子供のしつけに用いるときの「丁寧語」としても使われています。

「お返事」の例文

・『お早めにお返事いただけますと幸いです』
・『メールにて、お返事いたします』
・『人に挨拶をされたら、ちゃんとお返事できる子になりましょう』

「ご返事」の例文

・『この度はご返事いただきありがとうございます』
・『ご返事申し上げます』
・『早速のご返事ありがとうございます』

まとめ

「お返事」「ご返事」「返事」に尊敬語や丁寧語の意味を含める接頭辞「お」「ご」を付けた敬語表現になります。

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