この記事では、色の「カーキ」と「オリーブ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「カーキ」とは?
「カーキ」とは黄色みをおびた淡い茶色系の色です。
「カーキ」という言葉は土埃という意味のペルシア語が由来で、それがインドで土埃のような色味を指す言葉として定着して、現在も黄色みのある淡い茶色系の色を指す言葉として使われています。
名前通り地面の色に紛れやすい色合いであることから軍服に採用されることも多い色です。
基本的な色としては色の薄い黄褐色ですがバリエーションが多く、光の当たり具合によっては緑がかって見えることもしばしばあります。
「オリーブ」とは?
「オリーブ」とは熟す前のオリーブの実に近い色合いの黒みがかった黄緑色です。
とはいえ植物であるオリーブの実は爽やかな緑から黒いものまであるので「オリーブ」色をした実は多くありません。
厳密に言えば熟し始めたオリーブの実の色が色の名前としての「オリーブ」となります。
系統としては緑系統の色ですが爽やかなイメージではなく落ち着いた印象を与える緑で、光のあたり具合によっては黄色みが強くなり黄色系の色のように見えることもあるでしょう。
色の「カーキ」と「オリーブ」の違い
「カーキ」と「オリーブ」の違いを、分かりやすく解説します。
黄色みを帯びた淡い茶色系の色が「カーキ」で黒みがかった黄緑色が「オリーブ」です。
色の系統としては「カーキ」が褐色系で「オリーブ」は緑系の色になります。
現代日本では「カーキ」が黄色がかった広範囲の色を指す言葉として使われており、「オリーブ」も緑が強めの黄褐色とみなされ「カーキ」の一つとして扱われることも多いです。
まとめ
「カーキ」は黄色っぽい茶色系の色で「オリーブ」は暗い黄緑色なのですが、光の当たり具合で「カーキ」は緑っぽく「オリーブ」は黄色っぽく見えることもあり両者の境界線は曖昧になりがちです。
そのため日本ではしばしば「オリーブ」色が「カーキ」の一つとして扱われています。