「研鑽」と「講究」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「研鑽」と「講究」の違いとは?違い

この記事では、「研鑽」「講究」の違いを分かりやすく説明していきます。

「研鑽」とは?

「研鑽」とは学問や技術などを深く究めることです。

またそうしてより深い知識やより洗練された技術を得るための研究や訓練のような努力も指します。

そうして知識や技術や能力などを磨き高めることが研鑽です。

そのため本来の意味から転じて、より良いものにするという意味で使われることもあります。

なので人が修める物事には使いますが、そうでない出来事には使いません。


「講究」とは?

「講究」とは物事を深く調べて、その本質や意味あるいは真理などを明らかにすることです。

学問についてこれはどういうことなのかということを調べるのに使われます。

ですが物事を深く調べるというところから、学問以外にも不可解な出来事に対してどういう原理でそれが起きたのかを調べることなどにも使われる言葉です。

人が修めるための事柄について調べて研究するというよりは、何かの出来事や事柄を深く調べて解明するという意味で使われます。


「研鑽」と「講究」の違い

「研鑽」「講究」の違いを、分かりやすく解説します。

学問や技術などを深く究めることが「研鑽」で、物事を深く調べ本質などの核心部分を明らかにすることが「講究」です。

「研鑽」は人が修めるような事柄を突き詰めることを指しますが、「講究」はなにかの事柄を突き詰めて解明することを指し、その副次的な結果としてその事柄に関わる学問も深まることになります。

「研鑽」の例文

・『舞踊の技術を研鑽する』
・『自己研鑽の意識は不可欠だ』

「講究」の例文

・『宇宙について講究する』
・『一国の経済が崩壊した原因を講究する』

まとめ

人が修める学問や技芸などを突き詰めていくことが「研鑽」で、物事を深く調べて本質や真理まで突き詰めることが「講究」です。

なので「研鑽」は学問や技芸をより高みに至らせるために行うものですが、「講究」はわからない物事を調べることが目的であり、結果として付随してそれに関する学問がより深くなるだけというのが違いと言えます。

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