「睨む」と「凝望」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「睨む」と「凝望」の違いとは?違い

この記事では、「睨む」「凝望」の違いを分かりやすく説明していきます。

「睨む」とは?

嫌いな相手に対して自分が嫌がる気持ちを分かりやすく目つきで伝えるとき「睨む」【にらむ】のです。

また、裏切られたときは憎しみを持ってぎろりと「睨む」という行動します。

それほど相手を恨む気持ちを顔で伝える理由には怒りや恨みの感情が強いからです。

とくに、怒りに包まれた人が見せる感情表現でもあり、相手に対して分かりやすく自分が反感を持つ気持ちを伝える手段として使います。


「凝望」とは?

細かいところまで目を凝らし、遠くまで眺める行為を「凝望」【ぎょうぼう】といいます。

遠くまでじっと目を凝らし、集中して思いに耽るという場面でも使う言葉です。

とくに、遥か向こうに見える山の光景をじっと見ては過去の物思いに沈むという行動から、気になる人目を凝らして見る行為は自分が好きという気持ちを強く伝えられます。


「睨む」と「凝望」の違い

ここでは「睨む」「凝望」の違いを、分かりやすく解説します。

苛立つ気持ちに包まれる人が、相手に対して怒りを持って感情を顔で伝えることを「睨む」といいます。

それだけ裏切られたり、酷いことされたときに見せる行為を指すわけです。

もう一方の「凝望」は、一点を集中して眺める行為を指します。

その熱い視線に恥ずかしい気持ちになる状況を表しつつ、心が通い合って嬉しいと思う気持ちを表すのです。

「睨む」は怒りや憎しみといった感情を伝える手段ですが、「凝望」はしっかり一点に目を向ける行為を指します。

「睨む」の例文

・『倉庫の壁に落書きしていた子供達を睨むと逃げて行った』
・『動物を虐めていた人を睨むと、恥ずかしそうに立ち去った』

「凝望」の例文

・『凝望する兄の先には初恋の女性が立っていた』
・『美人に凝望された弟は照れて体をくねらせる』

まとめ

同じように目を向ける行為を指す言葉ですが、怒りを持って相手を見るか、集中するために目線を送るといった違いがあると覚えておくといいでしょう。

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