この記事では、「橋渡し役」と「仲立ち」の違いを分かりやすく説明していきます。
「橋渡し役」とは?
面識がなかったり、交流が活発でない二者の間に立ち、新たに親しい関係を成り立たせることです。
例えば、恋愛においては、好きな人と両思いになるために、友人に橋渡し役をお願いするということがあります。
友人は、好きな人との共通点を見つけたり、デートの機会を作ったりして、二人の仲を近づける役割を果たします。
この場合、友人は橋渡し役と言えます。
「仲立ち」とは?
二者の間に立って、話の中継をしたり、いろいろな面倒を見たりして、話をうまくまとめることです。
例えば、喧嘩においては、仲の良い二人が大喧嘩してしまったときに、共通の友人が仲立ちとなって仲直りをさせるということがあります。
友人は、二人の気持ちを聞いたり、誤解を解いたり、謝罪のきっかけを作ったりして、二人の仲を修復する役割を果たします。
この場合、友人は仲立ちと言えます。
「橋渡し役」と「仲立ち」の違い
「橋渡し役」と「仲立ち」の違いを、分かりやすく解説します。
「橋渡し役」と「仲立ち」の違いは、二者の関係がすでにあるかどうか、また、目的が仲良くなることか仲直りすることかによって異なります。
橋渡し役は、関係がないか弱い二者を仲良くさせることが目的です。
仲立ちは、関係があるが悪化した二者を仲直りさせることが目的です。
橋渡し役は、新たな関係を構築することに重点を置きます。
仲立ちは、既存の関係を回復することに重点を置きます。
「橋渡し役」の例文
・『彼は日本と中国の文化交流において、橋渡し役として大きな貢献をした』
・『このプロジェクトでは、エンジニアとデザイナーの間の橋渡し役が必要だ』
「仲立ち」の例文
・『2人は親友の仲立ちで出会い、恋に落ちた』
・『彼は会社の上司と部下の間の仲立ちを頼まれた』
まとめ
どちらも両者の間に入るという点では共通していますが、橋渡し役はより広い範囲の人や物事をつなぐことを意味し、仲立ちはより狭い範囲の人間関係を取り持つことを意味します。
この違いを理解して、使い分けるようにしましょう。