この記事では、「下支え」と「補助」の違いを分かりやすく説明していきます。
「下支え」とは?
全体のレベルがある水準以下に下がらないように、下から支えることを意味します。
例えば、景気や相場などが低迷しているときに、政府や日銀などが金融政策や財政政策を実施することによって、経済を下支えするというように使われます。
また、他者や他派の運動を支持・応援することも、下支えと言えます。
仕事の手助けをするという意味では、「補佐」と同じです。
「補助」とは?
不足しているところを補い助けることを意味します。
例えば、子供や高齢者などが自立できないときに、生活費や医療費などを補助するというように使われます。
また、仕事や勉強などで困っている人に、アドバイスやヒントなどを補助するというように使われます。
例えば、お金や物資、人員などを提供することが「補助」にあたります。
「下支え」と「補助」の違い
「下支え」と「補助」の違いを、分かりやすく解説します。
「下支え」と「補助」の違いは、下支えが全体のレベルを保つために行うことであるのに対し、補助が個別の不足を埋めるために行うことであるということです。
また、下支えは下から支えるというニュアンスがありますが、補助はどの方向からでも行うことが可能です。
「下支え」の例文
・『彼女は夫の仕事を下支えするために家事や育児を一手に引き受けた』
・『日銀による資金供給が経済を下支えする』
「補助」の例文
・『あの少年は、補助輪のついた自転車に乗っている』
・『このプロジェクトは国からの補助金で運営されている』
まとめ
「下支え」とは、景気や相場などがある水準以下に下がらないように支えることです。
また、他者や他派の運動を支持・応援することも言います。
その一方で、「補助」とは、誰かを手助けする以外に、何か足りない部分を補うという全般的に不足したところを助ける意味で使用します。
