この記事では、「純潔」と「潔白」の違いを分かりやすく説明していきます。
「純潔」とは?
「純潔」は「じゅんけつ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「心が清らかでけがれがないこと」という意味で、間違ったことをせず、素直で誠実な心を持っていることを表します。
2つ目は「異性との性的な関係がないこと」という意味で、心身共に清らかな状態のことです。
「純潔」の言葉の使い方
「純潔」は名詞・形容動詞として「純潔だ・である」「純潔を守る」「純潔な心」などと使われます。
「純」は「まじり気のない絹糸」から転じて「まじり気がない」「けがれがない」という意味、「潔」は「いさぎよ(い)」とも読み「汚れがなく清らか」「心や行いがけじめ正しい」という意味、「純潔」で「けがれがなく、心や行いがけじめ正しいこと」になります。
「潔白」とは?
「潔白」は「けっぱく」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「心や行いがきれいなこと」という意味で、罪悪やうしろめたいことが全くない様子を表します。
2つ目は「清潔で真っ白な様子」という意味で、「清廉潔白」として使われることが多くなります。
「潔白」の言葉の使い方
「潔白」は名詞・形容動詞として「潔白だ・である」「清廉潔白」などと使われます。
「潔」は「汚れがなく清らか」「心や行いがけじめ正しい」という意味、「白」は「しろ」とも読み「色が白い」から転じて「色・印・汚れなどがついていない」「はっきりしている」という意味、「潔白」で「後ろめたいところがなく、心や行いがけじめ正しいこと」になります。
「純潔」と「潔白」の違い
「純潔」は「けがれがなく、心や行いがけじめ正しいこと」です。
「潔白」は「後ろめたいところがなく、心や行いがけじめ正しいこと」です。
「純潔」の例文
「純潔」の例文は以下の通りです。
・『彼女は純潔のまま結婚した』
・『純潔な少女をだまして金をだまし取る』
・『純潔な心で国を守り抜く』
「潔白」の例文
「潔白」の例文は以下の通りです。
・『彼はついに身の潔白を証明した』
・『彼女は昔から清廉潔白なお嬢さまだった』
・『共犯者が自分は潔白であると主張している』
まとめ
今回は「純潔」と「潔白」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。