この記事では、「紛らわしい」と「誤解を招きやすい」の違いを分かりやすく説明していきます。
「紛らわしい」とは?
「紛らわしい」とは区別がつきにくいことです。
それがどういうものなのか、どういう状況や状態なのかが、ちゃんと把握しにくいことを指します。
AということをBだろうという風に誤解されるということも指しますが、そもそもAもBもなくどうなっているのか理解できないことも含める言葉です。
そのため正誤の区別がつきにくいだけでなく、理解が難しいという意味合いでも使われます。
「誤解を招きやすい」とは?
「誤解を招きやすい」とは間違った形で理解されやすかったり、正しい認識をされにくいことです。
本当はAなのにこれはBだと思われやすいことを指します。
ただし誤った理解をされやすいことを指すので、どういうことなのか全く理解できないということが多いものには使われません。
あくまでも本来の正しい認識とは誤った認識をされやすい、勘違いされてしまいがちというようなことが誤解を招きやすいということです。
「紛らわしい」と「誤解を招きやすい」の違い
「紛らわしい」と「誤解を招きやすい」の違いを、分かりやすく解説します。
区別がつきにくかったり理解が難しいことが「紛らわしい」で、相手に正しく認識されず誤った認識をされやすいことが「誤解を招きやすい」です。
「紛らわしい」は正誤を判断しにくいだけでなく、理解しにくいようなことにも使われます。
それに対して「誤解を招きやすい」は認識の誤ってしまいがちということだけを指し、どういうことなのか全く理解できないようなことは指しません。
まとめ
「紛らわしい」はどう理解するかを間違いやすいだけでなく理解そのものが難しい場合にも使われ、「誤解を招きやすい」はどう理解するかを間違いだけで理解そのものが難しいわけではないというのが大きい違いです。
認識を間違いやすいという意味ではどちらも同じように使われますが、「紛らわしい」は誤解させやすいことを責めるような言葉として使われるという違いもあります。