「気さく」と「気安い」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「気さく」と「気安い」の違いとは?違い

この記事では、「気さく」「気安い」の違いを分かりやすく説明していきます。

「気さく」とは?

「気さく」とは、「人柄がさっぱりしていて明るい性格である」もしくは「小さい物事にはこだわらない性質である」などという意味合いで使われている言葉です。

「親しみやすい態度である」さまや「穏やかで物腰が柔らかい」様子などを表しており、「友好的」または「人懐っこい」などという語句と似たようなニュアンスで使用されています。


「気安い」とは?

「気安い」とは、「あることを行う際に遠慮がいらない」さまや「気楽に行動する」様子などを示す言葉です。

「肩ひじ張る必要がない」あるいは「打ち解けている」などという意味合いで用いられている語句で、「砕けた」ないし「ざっくばらんな」などという語句と同じようなニュアンスで用いられています。


「気さく」と「気安い」の違い

「気さく」「気安い」は、どちらの語句も「気を使わなくても良い」などという似たような意味合いで使われています。

形容動詞の「気さく」と形容詞の「気安い」は、「気さくな態度」および「気安い態度」などといういずれも「親しみやすい態度」という同じようなニュアンスで使われており、また「気さくにふるまう」ないし「気安くふるまう」などというそれぞれの表現は「フレンドリーにふるまう」などというほぼ同様の意味合いで用いられています。

「気さく」の例文

・『気さくでとても親しみやすい人は温かい気持ちにさせてくれます』
・『私の大学の講師は気さくな態度が学生たちにとても人気があります』

「気安い」の例文

・『気安いからと言ってまったく遠慮をしないのはどうかと思います』
・『先生の気安い態度がクラスの雰囲気を明るくしています』

まとめ

「気さく」「気安い」は、どちらの語句も「接しやすい」などという意味合いで使われている言葉です。

使用する際にはそれぞれの語句がもっている微妙なニュアンスの違いに注意をしながら場面や状況などに応じて上手に使い分けるようにしましょう。

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