この記事では、「気まぐれ」と「思いつくまま」の違いを分かりやすく説明していきます。
「気まぐれ」とは?
漢字では「気紛れ」と表記する「気まぐれ」とは、「その場の気分だけで行動をする」あるいは「予測しにくい性質である」などという意味合いで使われている言葉です。
「その時々で簡単に変わりやすい性格」もしくは「言っていることなどがすぐに変わる気分屋」などを指して用いられており、「感情的」ないし「いい加減」などという語句と同じようなニュアンスで用いられています。
「思いつくまま」とは?
「思いつくまま」とは、「あまり深く考えないで結論を出そうとする」さまや「自分の気持ちに素直に行動する」様子などを示す言葉です。
「自然体」あるいは「気分次第」などという語句と似たようなニュアンスで用いられており、「気分の赴くまま」ないし「思ったとおり」などという意味をもっている表現として使われています。
「気まぐれ」と「思いつくまま」の違い
「気まぐれ」と「思いつくまま」は、どちらの語句も「気持ち次第」などという似たような意味合いで使われている言葉です。
「行動する際の気分が変わりやすい」などというニュアンスの「気まぐれ」に対して、自分が思ったとおりに行動する」などというニュアンスの「思いつくまま」は厳密には異なる意味合いをもつ表現であると言えます。
「気まぐれ」の例文
・『彼のとても気まぐれな性質は優柔不断と言わざるを得ません』
・『あまりにも気まぐれな態度は他人を疲れさせてしまいます』
「思いつくまま」の例文
・『食べたい料理を思いつくままにあげていきましょう』
・『思いつくままの手段や方法などはすべて試してみましたが無理でした』
まとめ
「気まぐれ」と「思いつくまま」は、いずれも「気持ちや気分が変わりやすい」などという意味合いで使われている言葉です。
使用する際にはそれぞれの語句がもっている微妙なニュアンスの違いに注意をしながら場面や状況などに応じてうまく使い分けるようにしましょう。