この記事では、「アヒル」と「ひよこ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「アヒル」とは?
「アヒル」とは、家禽(かきん)として広く飼育されてきたカモ科マガモ属の鳥です。
先祖は野生のマガモで、人がマガモを飼いならして品種改良したことにより「アヒル」が作られました。
主に羽毛の採集、食肉、採卵を目的に、またはペットとして、世界中で広く飼育されています。
よく知られている「アヒル」は「シロアヒル」という羽根が真っ白でくちばしと水かきが黄色い品種です。
そのほかの品種にはシロアヒルよりも小さな「コールダック」や大型種の「ペキンアヒル」などがあります。
マガモは長距離を飛ぶことができますが、「アヒル」はマガモよりも体が大きく、羽根の大きさの割に体重が重いため、ほとんど飛ぶことはできません。
お尻を振りながらよちよち歩く姿が可愛らしく、キャラクターのモデルになることも少なくありません。
「ひよこ」とは?
「ひよこ」とは、家禽のひなの通称です。
主に「ニワトリ」や「アヒル」の子を指し、ふわふわした黄色い羽毛に覆われているものをそう呼んでいます。
(ニワトリの中には、ひなの毛の色が黄色にならない品種もいます。
)ひなが「ひよ、ひよ」と鳴くことから「ひよ」に「こ」を付けて「ひよこ」と呼ばれるようになりました。
また、未熟で頼りない者を「ひよこ」「ひよっこ」と表現することもあります。
「アヒル」と「ひよこ」の違い
「アヒル」と「ひよこ」の違いを、分かりやすく解説します。
「アヒル」とは、カモ科マガモ属の家禽として飼育されている鳥のことです。
一方「ひよこ」は、「ニワトリ」や「アヒル」など家禽のひなのことを指しており、それぞれ別の意味を表しています。
一般には、羽毛が白くてくちばしが黄色い、カモに似た鳥が「アヒル」で、小さくて黄色いふわふわした羽毛に覆われたひなが「ひよこ」とイメージされます。
「アヒル」と「ひよこ」は混同されやすいこともありますが、それはお風呂に浮かべる玩具の「アヒル(ラバーダック)」が黄色くて、「ひよこ」をイメージさせるからかもしれません。
ラバーダックが白ではなくて黄色いのは、黄色が明るく楽しい気分にさせる色であること、「アヒル」の子ども、つまり「アヒルのひよこ」だからではないか、とも考えられています。
まとめ
「アヒル」は白くてカモに似た鳥の品種、「ひよこ」は「アヒル」や「ニワトリ」のひなのことで、それぞれ別の意味を持っています。
そして「アヒル」のひなは「アヒル」であり「ひよこ」でもある、ということになります。