「着実」と「地道」の違いとは?分かりやすく解釈

「着実」と「地道」の違いとは?違い

この記事では、「着実」「地道」の違いを分かりやすく説明していきます。

「着実」とは?

焦ることなく確実に物事を行うことという意味です。

「着」という漢字には、落ち着く、とりかかという意味があり、「実」という漢字には、内容がそなわる、みのる、まごころ、本当の事柄という意味があります。

つまり、「着実」とは落ち着いて物事を行うことで、それが実るという意味があるのです。

派手なところはないけれど、一歩一歩確かに物事を進めることをいいます。

たとえば、卓球の試合で、派手なパフォーマンスや大きな勝負に出ることはせず、確実に一歩一歩点を重ねているとします。

このようなさまを「着実に点を得る」といいます。


「地道」とは?

この言葉には2つの意味があります。

ひとつは、確かに物事を進めることです。

目立つようなことはせずに、危ないことをせずに物事を進めて行くことをいいます。

「地」という漢字には、もちまえ、本来もっている性質という意味があり、「道」という漢字には、物事のみちすじ、方法という意味があります。

たとえば、サッカーの試合に出場する選手に選ばれるために、毎日こつこつと練習を続けているとします。

一気に成長することはありませんが、地味に練習をしています。

そのさまを「地道に練習を重ねる」といいます。

もう一つの意味は、普通の速さで歩くことです。

時速何キロという定義はありません。


「着実」と「地道」の違い

「着実」「地道」の違いを、分かりやすく解説します。

2つの言葉の意味に大きな違いはなく、どちらにも確実に物事を行うことという意味があります。

しかし、使い方がやや違い、前者は派手なところがないけれど、確実に物事を行うことをいい、後者は地味にこつこつと物事を行うことをいいます。

「~なやり方」と同じような使い方をすることはできますが、「地道な努力」とはいっても「着実な努力」とはいいません。

まとめ

2つの言葉の意味に大きな違いはありませんが、使い方に違いがあります。

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