この記事では、「心温まる」と「癒される」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「心温まる」とは?
優しい行動を目にしたとき、ほっこりした嬉しい気持ちになることを「心温まる」【こころあたたまる】といいます。
安らぐという気持ちに包まれた人は癒されて心が和むのです。
このような気持ちになるのは、親子の強い愛情を垣間見たときや、虐待されて心を閉ざす動物と心を通わせる人の強い愛を感じたときで、「心温まる光景」に見ている方も和みます。
「癒される」とは?
つらい気持ちが和らぎ、幸せな感情に包まれることを「癒される」【いやされる】といいます。
心が穏やかになる音色が美しく、暗明るくなる音楽を聴いたり、煩い日常生活を忘れられる自然の景色が楽しめる映像を見ると、人は心が洗われるように良い状態になるのです。
また、可愛らしい動物の姿を見たり、大好きな物と触れ合えば温かな気持ちになるのも癒されます。
「心温まる」と「癒される」の違い
ここでは「心温まる」と「癒される」の違いを、分かりやすく解説します。
胸が熱くなるほど人情味溢れる素晴らしい光景を目にしたときに感じる場面で使うのが「心温まる」です。
和やかな気持ちになるほど強い愛情を感じ取る瞬間の温かさを伝えられます。
もう一方の「癒される」は可愛いと感じるものを見たときや、好きなものと触れ合った瞬間に感じる穏やかで幸せな気持ちを指す言葉です。
「心温まる」は胸の中がまるで感動したときのように幸せな感情に包まれますが、「癒される」は心が洗われて嫌な気持ちが解消するといった意味で使われています。
「心温まる」の例文
・『動物を労わる子供の心温まる姿を見て、幸せな気持ちになる』
・『病気の姉を介護する中学生の心温まる話を耳にした』
「癒される」の例文
・『彼女は大好物の苺を食べると心が癒される』
・『大好きな狸が仰向けで寝る姿を見ていると癒される』
まとめ
心に焦点を当てた言葉を2つ取り上げましたが、ほっこり温まるか、嫌な事を忘れられるかの違いがあります。
どういった場面で使えば言葉をうまく使い分けられるかに着目してみるといいでしょう。
