この記事では、「寝る」と「就眠」の違いを分かりやすく説明していきます。
「寝る」とは?
ひと言で「寝る」と言っても様々な意味があります。
眠りにつくこと、睡眠をとることを「寝る」というだけではなく、病気で床に就くこと、寝込むことも「風邪で2日間寝ていた」などといった形で表現します。
そのほか、「大の字に寝る」のように身体を横にすること。
「髪の毛が寝る」のように縦になっていたもの、立っていたものが横になること。
「夏物が寝たまま」のように商品が売れ残っていること、資金などが動かないこと。
「寝かせて熟成させる」のように、味噌や酒などが仕込まれた状態であることなどに対しても「寝る」と表現します。
このように、様々な意味を持つ言葉になります。
「就眠」とは?
「就眠」は眠りに就くと書きます。
その言葉通り、眠りに就くこと、眠っていることを意味します。
他の言葉で言い換えると「就寝」や「就床」「睡眠」「寝入る」「床に就く」などになります。
「寝る」と「就眠」の違い
「寝る」と「就眠」の違いを、分かりやすく解説します。
「寝る」と「就眠」は、どちらも、眠りに就くことを意味します。
例えば、「寝る時間」と「就眠時間」は同じ眠りに就く時間を意味します。
ただし、「寝る」の場合、眠りに就くことだけではなく様々な状態を意味します。
病気で寝込むことや身体を横にするだけでも「寝る」を用います。
そのほか、縦のものが横になること、商品や資金が動かないこと、味噌や酒が仕込まれた状態であることも「寝る」と表現します。
このように、複数の意味を持つ「寝る」と眠りに就くことのみを意味する「就寝」といった違いがあります。
「寝る」の例文
・『私はソファーで寝ると必ずと言っていいほど風邪をひいてしまいます』
・『寝る前にコップ一杯の水を飲むように心がけています』
「就眠」の例文
・『我が家では、子どもの就眠時間に合わせ大人も床に就くように心がけています』
・『快適な就眠時間を過ごすため眠る前にはアロマを炊いています』
まとめ
以上のように「就寝」とは異なり、「寝る」には複数の意味があるといった違いがあります。