2つの物事や人の関係性における価値やレベルが上手く対応していることを表す言葉には「見合う」や「釣り合う」があります。
この記事では、「見合う」と「釣り合う」の違いを分かりやすく説明していきます。
「見合う」とは?
「見合う」とはお互いに顔を見ることを表す言葉であり、こちらは相撲の掛け声である「見合って」として有名です。
「見合う」はこれ以外にも2つの物事が対応することや見物すること、出くわすことを表す時にも使います。
「見合う」の類義語には「似合う」がありますが、こちらは物事や人などが調和することやよく合っていることを表す時に使う言葉です。
「お見合い」とは結婚を望む男女を引き合わせる会を表す言葉です。
「釣り合う」とは?
「釣り合う」とは複数の物事やレベルの均衡が取れていることを表す言葉です。
「釣り合う」はこれ以外にも色や材質などの調和がよいことや、2人の性格などが似合っていることやふさわしいことを表す時に使います。
この言葉に使われている「釣」は元々魚をつるという意味の言葉ですが、「釣り合う」の場合は比喩表現として使われています。
「見合う」と「釣り合う」の違い
この2つはどちらも2つの物事や人の関係性が調和していることや、上手くいっていることを表す言葉です。
「見合う」は「お見合い」という言葉でも使われています。
「見合う」の例文
・『お相撲さんが相手を見合うと、一気に本気の顔になって驚きました』
・『彼と見合うことが難しいと感じていたのですが、それは思い込みだと言われて肩の荷が下りました』
「釣り合う」の例文
・『勇者軍と魔王軍の戦力は釣り合うと思われていましたが、魔王軍は増援を呼び出しました』
・『彼女と釣り合うような男になるために毎日筋力トレーニングは欠かせません』
まとめ
「見合う」や「釣り合う」は2つの物事や人の関係性が調和していることや似合っていることを表す言葉です。