「水色」と「空色」は類似する色として知られていますが、細かな色合いなどが異なるため区別して認識することが必要です。
この記事では、「水色」と「空色」の違いを分かりやすく説明していきます。
「水色」とは?
「水色」は「水の色」と記される通り、「水のように薄い青色」を意味する言葉です。
「薄い藍色」や「あさぎ色」と呼ばれることもあります。
「水色」の歴史は古く、平安時代には既に使われていたと考えられています。
「空色」とは?
「空色」は文字通り「空のような色」のことで、特に「晴れた空を思わせる明るい青色」を意味します。
「明るく薄い藍色」と表現されることもあります。
英語にも“sky blue”という単語がありますが、その意味や色合いは「空色」とほぼ同じとされています。
また、「空色」は「天気の具合」という意味で使用される場合もあります。
「水色」と「空色」の違い
「水色」も「空色」も青色の仲間ですが、色合いの特徴などに違いがあります。
「水色」は「水のような青色」を示し、JISの慣用色名一覧によると「澄んだ水のような薄い青」と表されています。
一方、「空色」は「晴天の空を思わせる青色」のことで、JIS慣用色名一覧では「晴れた空のような明るい青」と記されています。
色合いとしては、「水色」の方が「空色」よりもやや薄く、少々緑がかっている印象があります。
なお、「水色」のウェブカラーコードは#bce2e8なのに対し、「空色」のウェブカラーコードは#a0d8efとなっています。
また、英語では「空色」に該当する単語として“sky blue”が挙げられますが、「水色」の場合は「水」という単語を使った“water blue”ではなく、「薄い青」「淡い青」を示す“light blue”や“pale blue”といった単語を使って表現されます。
まとめ
「水色」は「澄んだ水のように薄い青」を示し、「空色」は「晴れた空のように明るい青」を示します。
「水色」の方が「空色」よりもやや薄く、少し緑がかっている点が特徴です。
ぜひ参考にして、色に関する言葉の知識を増やしてください。