「有志」と「奉仕」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「有志」と「奉仕」の違いとは?違い

この記事では、「有志」「奉仕」の違いを分かりやすく説明していきます。

「有志」とは?

「有志」とは、「特定の事柄に積極的に関わろうとする意志をもっている」さまや「他人と共にあることを実現しようとする」様子などを示す言葉です。

「同じような志(こころざし)をもっている人」もしくは「あることに賛同した人たちの集まり」などという意味合いで用いられており、「志望者」または「ボランティア」などという語句と同じようなニュアンスで使用されています。


「奉仕」とは?

「奉仕」とは、「自分の利益を捨てて他方に力を尽くす」さまや「お客さんのために商品などを特別に安く売る」様子などを示す言葉です。

「報酬を求めずに他人を助ける」あるいは「利害に関係なくあることに尽力する」などというニュアンスで用いられており、「サービス」ないし「給仕(きゅうし)」などという語句とほぼ同様の意味合いで用いられている文言です。


「有志」と「奉仕」の違い

「有志」「奉仕」は、いずれの言葉も「他方にかかわる」などという似たような意味をもっている表現として用いられています。

また一方で、「有志」「特定の物事に関心をもっている」などという意味で使われており、「奉仕」「特定の物事に無償で協力する」などという「有志」よりもさらに一歩進んだニュアンスで用いられている言い回しという違いがある文言と言えます。

「有志」の例文

・『勇気ある有志が続々と集まってきました』
・『大切なイベントを手伝ってくれる有志一同を募集しています』

「奉仕」の例文

・『今週予定している奉仕活動は海岸のゴミ拾い作業になります』
・『社会に奉仕するみんなの温かい気持ちが重要です』

まとめ

「有志」「奉仕」は、どちらの語句も「他方のために力を添える」などという意味合いで使われている表現です。

使用する際にはそれぞれの語句がもっている微妙なニュアンスの違いに注意をしながら場面や状況などに応じてうまく使い分けるようにしましょう。

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