ゲームに関係する言葉として「Nerf(ナーフ)」と「デバフ」があります。
この2つはそれぞれ何を意味しどのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、「Nerf(ナーフ)」と「デバフ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「Nerf(ナーフ)」とは?
「Nerf(ナーフ)」とは、「ゲームにおいてゲームバランスの調整を目的に行われる弱体化」を意味するスラングです。
パソコンやゲーム機のゲームは作品の発売後も不具合の修正やバランス調整のためにアップデートが実行されます。
ゲームにおいて特定のキャラクターが有利すぎる、一部のアイテムだけ性能が飛び抜けているなど強すぎることでバランスが崩れている場合に実行される弱体化のことをネットスラングで「Nerf(ナーフ)」といいます。
「Nerf(ナーフ)」とはアメリカで人気のスポンジ製の弾丸を発射するおもちゃの名称です。
スポンジ弾は当たっても全く痛くないことから運営の調整による下方修正で弱くなることを「Nerf(ナーフ)」と表現します。
「デバフ」とは?
「デバフ」とは、「ゲームにおいて相手を不利な状態にすること」を意味するスラングです。
ゲーム内の呪文でステータスを上げたりアイテムを使って状態異常耐性を獲得したりなど、一時的に有利になる状態変化のことを「バフ」といいます。
自分たちの能力が一時的にアップする「バフ」とは逆に、ステータスを呪文で下げたり特殊な攻撃で状態異常を発生させたりなど相手を不利な状態にすることを「デバフ」といいます。
「Nerf(ナーフ)」と「デバフ」の違い
「Nerf(ナーフ)」と「デバフ」の違いを、分かりやすく解説します。
「Nerf(ナーフ)」は運営の修正による弱体化を意味しゲームのデータそのものが変更されています。
「デバフ」は呪文やアイテムなどゲームの仕様として実装されている機能を利用した一時的な弱体化を意味する言葉です。
「Nerf(ナーフ)」は運営による修正で基礎的な強さそのものが引き下げられてしまう恒久的な弱体化ですが「デバフ」は時間経過やアイテムの使用などゲーム内のルールによって回復する一時的な弱体化、という違いで区別します。
まとめ
「Nerf(ナーフ)」と「デバフ」は同じ弱体化でも意味が全く異なります。
ゲームの世界では当たり前に使われているスラングなので覚えておきましょう。