「大人しい」と「慎ましい」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「大人しい」と「慎ましい」の違いとは?違い

この記事では、「大人しい」「慎ましい」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「大人しい」とは?

大きな声で話すこともなく、静かに会話ができる人を「大人しい」【おとなしい】といいます。

周囲が派手に遊んでいる中でも1人で静かに様子を見守るほど物静かなのです。

言葉の使い方としては、「彼はとても大人しい」というように、周囲よりも落ち着いた様子を伝えられます。

「大人しい男性」であれば自分の感情をうまく抑えられて、常に平常心でいられる成人した温順な人であると伝えられるわけです。


「慎ましい」とは?

人前では主張せず、出しゃばることもない人を「慎ましい」【つつましい】といいます。

控えめな態度で周囲と付き合えるところが奥ゆかしく、素敵な人という印象を与えるのです。

このような人はたとえ実力があってもひけらかさず、控えめな行動ができます。

使い方としては、「慎ましく人に寄り添う」というように、主張せず思いやりを持って付き合う人の質素な様子を表す言葉です。


「大人しい」と「慎ましい」の違い

ここでは「大人しい」「慎ましい」の違いを、分かりやすく解説します。

立派な成人した人のように、穏やかで落ち着いた行動する人を「大人しい」といいます。

大きな声を出すこともなく、物静かなところが大人に見えて素敵と周囲に思わせるところです。

ただ、少し静か過ぎて付き合いが悪いとの印象を与えてしまうところがあります。

もう一方の「慎ましい」は主張するのではなく、周囲の空気を呼んで控えめに行動できる人を指す言葉です。

「大人しい」の例文

・『大人しい兄は1人で読書している方が性に合っている』
・『大人しいカップルは喧嘩などせず、話し合いで解決する』

「慎ましい」の例文

・『部下の提案を優先的に採用する彼は慎ましい』
・『慎ましく生きる花の姿を見ると心が熱くなる』

まとめ

主張せず、控えめに行動できる人を指す言葉をご紹介しました。

どのような人を指すかに目を向けて、自分なりに使い分けてみるといいでしょう。

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