「銭湯」といえば、昔は地域の社交の場であり、近所のひとたちのだれもが通うリラックスできる場所でもありました。
しかし、最近では絶滅の危機に瀕しています。
それでは、「銭湯」とはどういう意味でしょうか、「温泉」とはどう違うのでしょうか。
この記事では、「銭湯」と「温泉」の違いを分かりやすく説明していきます。
「銭湯」とは?
「銭湯」とは、文字通り「お金を取って入浴させる」施設のことを表す言葉です。
特に、昭和初期までは、自宅にお風呂がある家が多くなかったので、住宅地には必ず、「銭湯」があって、地域の人たちにとっては公園などと同じような位置づけでした。
「温泉」とは?
「温泉」とは、文字通り「温度の高い泉」であり、一般的には、地中から湧き出してくる水やその他の物質で、温度が25度以上であるか、既定の成分が含まれているもののことを言います。
含まれているものによる療養効果が謳われており、それを目的に訪れる人も多くいます。
「銭湯」と「温泉」の違い
「銭湯」と「温泉」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの言葉は、お風呂として入浴する用途のものであることに関しては同じですが、そもそもどこにあるかが違います。
すなわち、住宅地域にあって、近くに住んでいる人が入りにくるのが「銭湯」であり、地方の温泉場にあって、湯治や観光で訪れた人が入るのが「温泉」です。
ただ、最近は「銭湯」にカテゴライズされている施設においても「スーパー銭湯」のように、含まれる成分は「温泉」と定義されるものも存在するので、どこにあるかだけでは区別できないのが実情です。
まとめ
この記事では、「銭湯」と「温泉」の違いを、解説してきました。
この2つに関しては、昔と今では、まったく違う形で成り立っています。
町の「銭湯」は少なくなっていますが、郊外にある大型の「スーパー銭湯」には、多くのお客様が訪れており、どちらかというとすぐに行くことができる温泉場のようなものになっています。