「辞退」と「謝絶」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「辞退」と「謝絶」の違いとは?違い

この記事では、「辞退」「謝絶」の違いを分かりやすく説明していきます。

「辞退」とは?

辞退とは、すすめられたことを遠慮したり自分に相応しくないとして断ることをいいます。

相手からの申し出を断る時に使います。

また、辞退は自分が持っている権利や地位などを遠慮して放棄することを指す場合もあります。

ある地位から自ら身を引くことを表しています。

辞退にはへりくだる気持ちが含まれます。


「謝絶」とは?

謝絶とは、相手の申し出を断ることをいいます。

謝絶の「謝」には「ことわる」という意味があり、「絶」には「こばむ」という意味があります。

謝絶は、相手に失礼にならないように丁重に断ることを表しています。

よく使われるのは面会謝絶で、病院などで面会できない場合に用いられます。


「辞退」と「謝絶」の違い

辞退も謝絶も申し出を断ることを表しています。

辞退にはへりくだる気持ちが含まれていますが、謝絶ではそういったニュアンスは少ないです。

ただし、謝絶は相手に失礼にならないようにという配慮が込められています。

また、辞退は既に持っている地位や権利を放棄する場合にも使います。

「出場を辞退する」とはいいますが、「出場を謝絶する」とはいいません。

「辞退」の例文

・『内定を一度は承諾したけれど、やはり辞退したいと思っている』
・『サッカー部は部員が不祥事を起こしたため全国大会への出場を辞退することになった』
・『彼は国民栄誉賞の受賞を打診されたが辞退していたようだ』

「謝絶」の例文

・『彼はまだ集中治療室にいて面会謝絶だ』
・『就業時間中だったので面会は謝絶された』
・『職員以外の入館は謝絶になっている』

まとめ

辞退も謝絶も相手からの申し出を断ることをいいます。

辞退にはへりくだる気持ちが含まれていて、謝絶には相手に失礼にならないように配慮する気持ちが含まれています。

また、辞退は自分が持っている権利や地位を放棄することを表す場合もあります。

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