「指導」と「鞭撻」の違いとは?分かりやすく解釈

「指導」と「鞭撻」の違いとは?違い

この記事では、「指導」「鞭撻」の違いを分かりやすく説明していきます。

「指導」とは?

「指導」とは勉強や技術などについて教え習熟にみちびくことを指します。

知識を与え実際にそれを使わせて身につけさせ、間違っていればそれを指摘し修正させて正しく知識や技術を会得させることが「指導」です。

何も知らないところからなにかを手探りで学ぶのは非常に難しく、何をどこに手を付けて学べばいいかすら判断がつかず間違った学び方をしてしまうことも多いでしょう。

そうならないように正しい学び方に導くことが「指導」といえます。


「鞭撻」とは?

「鞭撻」とは強く励ますことです。

元々はムチで打って懲らしめることを指す言葉でしたが、そこから厳しい言葉をかけてでも正しい道へと戻らせるいわゆる叱咤激励という意味になりました。

更に意味が転じてムチで打つ厳しい言葉をかけるという点は省かれ、成長や上を向くために努力するよう励ますという意味に落ち着いたのが現在の「鞭撻」という言葉です。

そのため勉強やスポーツの応援という形で使われます。


「指導」と「鞭撻」の違い

「指導」「鞭撻」の違いを、分かりやすく解説します。

知識や技術を正しく身に着けられるように導くことが「指導」で、勉強や練習といった努力のために励ますことが「鞭撻」です。

「指導」は実際に知識や技術を教えますがそのためのやる気自体は考慮しません。

それに対して「鞭撻」は知識や技術を身につけるためのやる気を引き出す目的でするものですが、知識や技術を教えることはしないという言葉です。

まとめ

「指導」は単体で使われることは普通にあるものの「鞭撻」は単体で使われている場面を目にすることはほぼなく、「指導」とセットで使われることがほとんどですが同じ意味の言葉ではありません。

「指導」という言葉だけでは足りないやる気の問題を補うために、激励と似た意味である「鞭撻」という言葉が足されているのだと覚えておきましょう。

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