この記事では、「能力評価」と「業績評価」の違いを分かりやすく説明していきます。
「能力評価」とは?
「能力評価」とはその人がどのような能力やスキルを持っているかを基準にした評価です。
発案する企画の良し悪し、企画を進めたり業務を処理する能力、良い改善案を提案できるかどうかなどが評価基準に挙げられます。
言ってしまえばどういうことができるか、できることが有用かどうかで決まるのが能力評価です。
資格があると働く上で有利というのは、能力が一定ラインに達していることが裏付けられているため、能力評価も一定以上に認められるからという理由になります。
「業績評価」とは?
「業績評価」とは一定期間中にその人がどれだけ業務上の成果を達成したかを基準にした評価です。
期間は上半期と下半期などある程度の期間が設けられますが、何年スパンというほど長いことは多くありません。
その人が有能かどうかは問わず、能力が低くやる気もなくても運良く成果を出せていれば高評価を得られますし、逆に能力はあるけど成果には上手く結びつかないという人は低評価になります。
客観的に評価基準が分かりやすいですが、業績を出す以外の面で役立つ人材が軽視されやすいのが難点です。
「能力評価」と「業績評価」の違い
「能力評価」と「業績評価」の違いを、分かりやすく解説します。
業務上の能力を基準に評価するのが「能力評価」で、一定期間中に業務上の成果をどれだけ出せたかを基準に評価するのが「業績評価」です。
「能力評価」は成果を直接出す以外の形で貢献した人も評価されますが、その分評価を下すのが難しくなります。
逆に「業績評価」は誰が優秀かがわかりやすいですが、本当に有能な人材やサポートが優秀な人材を見落とす可能性が否めません。
まとめ
業務の結果だけを見ずに過程でも貢献できているかどうかを見るのが「能力評価」で、業務の結果だけを見て評価するのが「業績評価」です。
評価方法としてはどちらも一長一短ありますが、長期的に役立つ人材を求める企業なら「能力評価」を重視し、短期的に成果を出せる人材を求める企業なら「業績評価」が重視されます。
