物事に対して真面目に取り組むことを表す言葉には「真剣」や「熱心」があります。
この記事では、「真剣」と「熱心」の違いを分かりやすく説明していきます。
「真剣」とは?
「真剣」とは本物の刀や剣を表す言葉であり、この意味から物事に対して真面目に取り組むことを表すようになりました。
「真剣」は本物の刀剣を表す意味があり、こちらは木刀や竹刀と比較して表現する時に使われてきました。
「真剣」は物事に本気で取り組む時にも使う言葉であり、勝負の時には「真剣勝負」という表現を使います。
「熱心」とは?
「熱心」とは物事や行為に対して心を込めて打ち込むことを表す言葉です。
「熱心」は真面目な態度や集中力のある取り組み、情熱的な活動などを表す時にも使うことが可能です。
「熱心」の類義語には「一心」があり、こちらも心を集中させることを表します。
「熱心」と意味が似ている四字熟語には「一心不乱」や「一生懸命」があり、どちらも日常的な会話から仕事の場面など幅広く使われています。
「熱心」は気合や情熱が入っていることを表す時にも使うことが可能です。
「真剣」と「熱心」の違い
この2つはどちらも物事や行為に対して真面目に取り組むことを表す言葉です。
「真剣」は静かに取り組む時に使いますが、「熱心」は気合や情熱がこもっている時によく使います。
「真剣」の例文
・『男の真剣勝負には手を出さないのがルールだが、流石に邪魔者は排除してもいいでしょう』
・『彼は真剣なお付き合いを望んだが、女性はそれを断りました』
「熱心」の例文
・『息子は図鑑を調べることに熱心であり、色々な知識を教えてくれます』
・『物事に対して熱心になると周りの音が聞こえないことが多いので、何かあったら言ってください』
まとめ
「真剣」や「熱心」は物事や行為、仕事、創作などに真面目に取り組むことを表す言葉です。
「真剣勝負」は真面目な勝負を表す言葉であり、「熱心勝負」という言葉はあまり使われません。
