この記事では、「残酷」と「極悪」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「残酷」とは?
驚くほど酷い殺し方したり、弱い者を泣かせる暴力行為することを「残酷」【ざんこく】といいます。
例えば、動物を散々叩いて嬲り殺したり、子供を逆さにして振り回すといった人間として恥ずべき虐待など直視できないほどの行為を指すのです。
それほど残忍で卑劣な行為は、見る人の心をも切り刻むほど酷いと感じさせます。
このようなところから、「残酷な歴史を塗り替える」といって、今後は虐待や暴力がない世の中にしようと努力するわけです。
「極悪」とは?
絶対に普通の感覚ではやらない悪さをすることを「極悪」【ごくあく】といいます。
例えば、次々と高齢者から金を騙し取ったり、何人もの女性を風俗で働かせては金を巻き上げるといった悪さをするのです。
それ以上の悪い行為は聞いたことがないと思うほどの悪さする犯罪者や、道徳がない者を「極悪非道」と忌嫌う存在になります。
言葉の使い方としては、「極悪人」といえば、この上なく悪い考え方する者と言う意味として使うわけです。
「残酷」と「極悪」の違い
ここでは「残酷」と「極悪」の違いを、分かりやすく解説します。
慈悲もないほど直視できない激しい暴力を与えて弱らせたり、辛い状況に追い込んでから海へ落とすなどそのやり口は人々を震えあがらせるほど酷い行為するのが「残酷」といいます。
もう一方の「極悪」は、究極とも言えるほど悪い行為を指す言葉です。
「極悪な暴走族」といえば、人々が眠れないほど爆音を立てて夜遅く走ったり、関係がない人に対して暴力行為しては喜ぶ人達という意味で使われています。
「残酷」の例文
・『残酷な方法で家族の命を奪った強盗にいつか復讐する』
・『残酷な王は、多くの奴隷に食事も与えず働かせて殺した』
「極悪」の例文
・『可愛らしい顔の彼女が、実は最低な極悪人だった』
・『兄は家族を散々苦しめ、極悪な行為しても反省はしない』
まとめ
普通の感覚ではやらない行為する人を指す言葉を取り上げました。
どのような行為や考え方する人を指すかに目を向けて、深堀してみるといいでしょう。
