この記事では、「綿密」と「念密」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「綿密」とは?
隅々まで目が行き届き、細心を持って細かく調べてあげることを「綿密」【めんみつ】といいます。
「綿密に話し合う」といえば、注意深く細かいところまで詳しく話すという意味があるわけです。
それだけ手抜かりなく話し合う行為が必要であり、正確に物事を進める状況を指します。
また、「綿密な調査」といえば、細かい部分までしっかり調べては結果を出すという意味があるのです。
「念密」とは?
念入りに細かい部分にまで注意して見ることを「念密」【ねんみつ】といいます。
手抜かりなく、細心にまで目を向けて話し合う場面でも「念密に話し合った結果」といかに話し合って出した結論であるか伝えるのです。
ただ、一般的には「念密」とは言わず、「綿密」と使うのが正しい表記の仕方であり、誤って認識して使っている人が多くいます。
「綿密」と「念密」の違い
「綿密」と「念密」の違いを、分かりやすく解説します。
細かい部分にまで目を配り、話し合って結論を出すことを「綿密」といいます。
注意して奥深くまで話し合うという意味で使われている言葉であり、細部にまでよく話し合っているところに焦点を当てた言葉です。
もう一方の「念密」は「綿密」の誤った言葉であり、公的な場面では使われていません。
正式には「綿密に計画する」といい、詳しく話し合ったり注意を向けるという意味で使われています。
「綿密」の例文
・『綿密に計画すると、順調に問題も起きず最後まで仕事ができた』
・『綿密に物事を考える人は失敗も回避でき、質の良い物作りができる』
「念密」の例文
・『念密に立てた計画ではなく、正しい使い方は綿密を使う』
・『綿密を念密と間違って認識している人は結構多くいる』
まとめ
一般的に使われているのが「綿」を使っている方であり、「念密」は使われていない言葉となります。
その点に気をつけて、言葉を使う必要性があると覚えておくといいでしょう。