「有志」と「有志一同」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「有志」と「有志一同」の違いとは?違い

この記事では、「有志」「有志一同」の違いを分かりやすく説明していきます。

「有志」とは?

「有志」とは、志が有ると書きます。

つまり、ある物事に心をひかれ注意を向け関わろうとする意志があることを意味する言葉になります。

また、「有志」一言で、ある物事に心をひかれ注意を向け関わろうとする意志がある人そのものも意味します。

一緒に何かしようとする気持ちやその気持ちを持つ同士が「有志」になります。

言い換えれば、「ボランティア」に近い意味を持ちますが、「ボランティア」の場合は無償の奉仕活動をする人を指すため、少し「有志」とは意味が異なります。

また、「有志」は、「有志を集める」「有志を募る」などといった形で使用します。


「有志一同」とは?

「有志一同」「有志」には、ある物事に心をひかれ注意を向け関わろうとする意志があること、また、その人といった意味があります。

「一同」には、そこにいる人々全員や心を一つにして物事をすること、といった意味があることから、「有志一同」にすることで二重表現になってしまいます。

一般的に広がっている「有志一同」という言葉ですが厳密に言えば誤った表現方法になります。

「有志」を用いる場合は「営業部有志」

「一同」を用いる場合は「営業部一同」などといった形で使用します。


「有志」と「有志一同」の違い

「有志」「有志一同」の違いを、分かりやすく解説します。

「有志」自体にある物事に心をひかれ注意を向け関わろうとする意志がある人といった意味があるため、「有志一同」は二重表現となります。

そのため、使用しないように注意することが大切です。

「有志」の例文

・『私の計画に賛同してくれる有志を募っています』
・『今回の送迎会は有志によるものです』

「有志一同」の例文

・『祝い袋には有志一同ではなく、管理部一同と明記しました』
・『ビジネスマナーにおいて、有志一同は使用せず○○一同を使用するようにと注意されました』

まとめ

以上のことから、「有志一同」は誤った表現方法になります。

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