「大過なく」と「大禍なく」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「大過なく」と「大禍なく」の違いとは?違い

この記事では、「大過なく」「大禍なく」の違いを分かりやすく説明していきます。

「大過なく」とは?

「大過なく」「大過」には、大きな過ち、大きな失敗、といった意味があります。

つまり、「大過なく」とは、大きな過ちや大きな失敗をすることなく、といった意味になります。

例えば、「大過なく終えることができた」の場合、大きな過ちや失敗をすることなく終えることができたことを意味します。

言い換えれば、「つつがなく」「平穏無事」「無難」「順調」などになります。


「大禍なく」とは?

「大禍なく」「大禍」には、大きな災いや大きな災難、といった意味があります。

つまり、「大禍なく」とは、大きな災いや大きな災難もなく、といった意味になりますが、一般的に用いられる漢字ではありません。

一見、意味が通っているため正しい漢字の使い方のように思えますが、「大過なく」の誤用として用いられている漢字のため注意が必要です。


「大過なく」と「大禍なく」の違い

「大過なく」「大禍なく」の違いを、分かりやすく解説します。

意味を比較した場合、「大過なく」は、大きな過ちや大きな失敗をすることなくといった意味。

「大禍なく」は、大きな災いや大きな災難もなくといった意味になるため、どちらも正しい言葉のように思えるものの、実際に使用される言葉は「大過なく」となり、「大禍なく」は誤用になるため注意が必要です。

「大過なく」の例文

・『自分が企画したイベントを大過なく終えることができホッとしています』
・『初めての試みでしたが、大過なく終えることができました』

「大禍なく」の例文

・『大禍なくの意味が大きな災いがなくといった意味になるため、少しおかしいなと思っていました』
・『大禍なくと作文に書き先生に誤用だと指摘されました』

まとめ

以上のように、「大禍なく」「大過なく」の誤用となるため、意味を踏まえ注意が必要です。

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