人に依頼する時や特定の場所へ行かせることを表す言葉には「お願い」や「パシリ」があります。
この記事では、「お願い」と「パシリ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「お願い」とは?
「お願い」とは人に対する依頼や要望、要求などを表す言葉であり、様々な場面で使うことが可能です。
「お願い」は名詞以外にも定型文としてもよく使われており、「お願いします」は多くの場面で使われています。
「お願い」の類義語には「頼み」や「頂戴」があり、こちらも色々な場面で使うことが可能です。
「お願い」は英語で“please”と書きます。
「パシリ」とは?
「パシリ」とは使い走りを略した言葉であり、主に強い立場の人から弱い立場の人への用事や要求を表す時に使います。
「パシリ」は若者言葉であり、ヤンキーや不良などもよく使っています。
「パシリ」として伝えられる用事や命令はほとんどが不当なものであり、時にいじめの一環として行われるのが特徴です。
「パシリ」とよく似た表現には「顎で使う」があり、こちらは高慢な態度で人を使役する時に使います。
「お願い」と「パシリ」の違い
「お願い」は人に対する依頼や要望、要求を表す言葉であり、丁寧な表現として使うことが可能です。
「パシリ」は弱い立場の人に対して使い走りさせることを表す言葉であり、ヤンキーや不良などもよく使います。
「お願い」の例文
・『彼の最後のお願いを受け取ったので、それを果たすべく北海道へ向かいました』
・『お願いしますと言われてもこのレアカードは譲れません』
「パシリ」の例文
・『自分はパシリしていたから分かるのですが、中々逆らえませんよ』
・『ヤクザのパシリしている若者が謎の事件に巻き込まれたそうだ』
まとめ
「お願い」は依頼や要望、要求などを表す言葉であり、丁寧な表現や定型文など様々な場面で使われています。
「パシリ」は相手を不当に使い走らせることを表す言葉です。