この記事では、「テンパる」と「慌てる」の違いを分かりやすく説明していきます。
「テンパる」とは?
「テンパる」とは焦ったり動揺して気持ちに余裕がなくなることです。
予想外のアクシデントや想定外の展開に、早くしなければという焦りやどうしようという不安などで頭がいっぱいになり、動転してしまうことを指します。
ただ焦ったり動揺したりというだけでなく、そのせいでいっぱいいっぱいになってしまて、うまく頭も回らないし物事の対処もいつもより上手くできない状態です。
「慌てる」とは?
「慌てる」とは予想外の出来事に落ち着きを失うことです。
そうなるとは思っていなかった事態やアクシデントによって落ち着きを失いうろたえることを指します。
またその状態から早くなんとかしようと急いで何か行動するという意味でも使われる言葉です。
落ち着きを失う度合いに関しては幅広く、一瞬マズいと思う程度のこともあれば、余裕が完全になくなるくらい深刻な状態も含みます。
「テンパる」と「慌てる」の違い
「テンパる」と「慌てる」の違いを、分かりやすく解説します。
焦りや動揺で余裕がなくなることが「テンパる」で、落ち着きを失うことが「慌てる」です。
どちらも予想外の出来事で心が乱されていますが、「テンパる」は冷静に対処できるほどの余裕は残っていない状態になります。
ですが「慌てる」は落ち着きを失っているけれどどれだけ余裕が残っているかは問わず、ある程度冷静に行動できることが多いです。
「テンパる」の例文
・『重要な書類が見つからずテンパる』
・『注目されすぎてテンパる』
「慌てる」の例文
・『遅刻しそうになって慌てる』
・『警報が鳴っても慌てる必要はない』
まとめ
「テンパる」は主に余裕がなくなっていることを表現する言葉で、「慌てる」は落ち着きがなくなりうろたえていることを表現する言葉という、どういう状態を中心に捉えているかが違う言葉です。
「慌てる」はどれだけ深刻かは問わないので落ち着きは失ってもある程度冷静に行動できることも多いので、その余裕がなくなっている「テンパる」の方が大変な精神状態であることが多いでしょう。
