「あらゆる」と「まんべんなく」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「あらゆる」と「まんべんなく」の違いとは?違い

この記事では、「あらゆる」「まんべんなく」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「あらゆる」とは?

問題を早急に解決するために、色々な方法を取り入れる必要性があるといった意味で使われているのが「あらゆる」です。

例えば、災害で孤立した村人を救うためにはヘリコプターで空から救い出すか、崩れた道路に板を置いて救うなど色々な手段を考えます。

このように、ありとあらゆるものから考えられる要因に目を向けてみるのも大事といった場面で使われている言葉です。


「まんべんなく」とは?

隅からすべて余すところなく埋め尽くすという意味で使われているのが「まんべんなく」といいます。

上下左右まで隙間なく液体を入れて、きれいにならすという意味があるわけです。

それほどすべて均等な状態に粉をまぶせば味にばらつきもなく仕上がります。

漢字では万遍なくと書くように、無駄なくきれいに満たす状態を指す言葉です。


「あらゆる」と「まんべんなく」の違い

ここでは「あらゆる」「まんべんなく」の違いを、分かりやすく解説します。

いくつかの方法を取り上げて、1番良い方法を選ぶとき「あらゆる」といいます。

古い金庫の鍵を開けるため穴に棒を入れるか、扉を破壊する、ダイヤルのみを破壊するという複数の方法を取り上げて1番最適な方法を選ぶのです。

もう一方の「まんべんなく」はすべて均等に塞ぐように液体をいきわたらせるという意味があります。

また、1人でも忘れないように、書類を配るといった場面でも「まんべんなく配布する」と使うわけです。

「あらゆる」の例文

・『動物や人間といった畑を荒らすあらゆる生き物から犯人を特定する』
・『あらゆる品種から1番甘みがあるお米を選んで親に送った』

「まんべんなく」の例文

・『地域住民にまんべんなく災害対策の方法について教えた』
・『白菜を小さく切り、壷に入れてまんべんなく味を浸み込ませた』

まとめ

色々なものを取り上げてみるべき状況で使うのが「あらゆる」で、均等に隙間なく普及させるときは「まんべんなく」を使うと覚えておくといいでしょう。

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