「賜物」と「成果」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「賜物」と「成果」の違いとは?違い

この記事では、「賜物」「成果」の違いを分かりやすく説明していきます。

「賜物」とは?

「賜物」とはなにかの恩恵として与えられたものです。

善い行いによってもたらされたものという意味で、それから転じてなんらかの事柄の結果として得られた良いものという意味もあります。

善行したから恵みを受けられたという意味合いで使われることもありますが、自分は特にこれと言ったことをしていないのに良いものや良い結果を偶然得られた場合にも使われることのある言葉です。


「成果」とは?

「成果」とは誰かの行動によって得られた良い結果です。

毎日練習をしたからスポーツが上手くなった、仕事を頑張ったから業績が伸びたなど、行動を起こしたからこそ良い結果に繋がったという場合に使われます。

成功という結果によってなんらかの物が作られる場合、その作られた物を指して成果と呼ぶ使い方もされる言葉です。


「賜物」と「成果」の違い

「賜物」「成果」の違いを、分かりやすく解説します。

何らかの事柄によって得られた良いものが「賜物」で、なんらかの行動によって得られた良い結果が「成果」です。

「賜物」は自分の行動以外で良いものや良い結果を得られた場合にも使われます。

しかし「成果」は自分が良い結果を得られたとしてもそれが自分の行動によって得られた場合にしか使われません。

「賜物」の例文

・『すぐ誤解がとけたのは日頃の行いの賜物だ』
・『事故に巻き込まれて無傷でいられたのは天の賜物だろう』

「成果」の例文

・『練習の成果を見せる時が来た』
・『この新商品は開発部全員が力を合わせた成果だ』

まとめ

「賜物」は良い行動をした結果としての良いものということもあれば、偶然得られた良い結果を指すこともあります。

それに対して「成果」は行動したからこそ得られた良い結果を指す言葉というのが違いです。

また「賜物」はそれを得られたことに感謝の念を含めて使われることもありますが、「成果」の場合感謝の念を込めて使うことはありません。

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