この記事では、「申入書」と「要望書」の違いを分かりやすく説明していきます。
「申入書」とは?
申入書とは、自分の意見や希望、要求などを個人や団体の責任者に伝えるための書類のことをいいます。
申し入れには、自分の意見や希望を相手に告げて知らせるという意味があります。
申入書の形式には特に決まりはありませんが、誰がどんな内容で誰に宛てて申し入れを行うのか、申し入れをした日付等を記載するのが一般的です。
申入書は幅広く使われおり、何かの交渉を申し入れたり、解約を申し入れたりする時などが挙げられます。
「要望書」とは?
要望書とは、何らかの要望を伝えるための書類のことをいいます。
要望には、物事の実現を強く求めて希望するという意味があります。
こうして欲しいと思うことを要望書に書いて相手に伝えています。
個人で要望書を提出することもありますし、同じ意見や要望を持つ人が集団で提出する場合もあります。
例えば、老朽化している公共施設の修繕を求めて、地域住民が自治体に要望書を提出するといったことが挙げられます。
要望書には、要望する内容や要望している人の名前、要望する日付、宛名などを記載することが多いです。
「申入書」と「要望書」の違い
申入書も要望書も、自分の意見や希望を相手に伝えるための書類です。
どちらもフォーマット等に決まりはありません。
申入書の方が自分の意見や希望を伝えるというニュアンスが強く、要望書の方が希望が実現することを期待しているというニュアンスが強いです。
こうして欲しいと伝えるのが申し入れで、こうして欲しいという意味に加えてこうなったら良いという相手に委ねるニュアンスも含まれるのが要望になります。
ただし、申入書と要望書にあまり違いはないので、ほとんど同じものとして扱われることもあります。
まとめ
申入書も要望書も自分の希望や要求を伝える書類です。
意味に大きな違いはないので、同じものとして扱われることも多いです。