「向かう」と「足を運ぶ」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「向かう」と「足を運ぶ」の違いとは?違い

この記事では、「向かう」「足を運ぶ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「向かう」とは?

「向かう」とは、「ある方向を目指して進んでいく」さまや「顔や身体などを一定の方向に向ける」様子などを示す言葉です。

あるいは「相手と向き合う」などというニュアンスでも使われており、「相対する」もしくは「方向性を定める」などという語句と似たような意味をもっている文言として用いられています。


「足を運ぶ」とは?

「足を運ぶ」とは、「ある場所までわざわざ向かう」または「歩いて行く」などという意味合いで使われている言葉です。

「目的を果たすためにある場所に赴く」ないし「あえてその場所に行く」などというニュアンスで使われている語句で、「お邪魔する」あるいは「自分から行く」などという意味合いで使用されています。


「向かう」と「足を運ぶ」の違い

「向かう」「足を運ぶ」は、どちらも「ある場所まで行く」などという意味合いで用いられている似たような語句と言えます。

しかしながら双方の言葉は似てはいますが厳密には異なる意味合いで使われており、先述のとおり「足を運ぶ」は、「向かう」にはない「手間をかけてある場所まで行く」ないし「わざわざ出向く」などというニュアンスが含まれており、その点においては両者は異なる意味で使われている文言であると言えるでしょう。

「向かう」の例文

・『大リーグの大谷翔平選手は向かうところ敵なしとも言える大活躍のシーズンでした』
・『危険に立ち向かうのがレスキュー隊員の務めです』

「足を運ぶ」の例文

・『不在中の送付先に何度も足を運ぶ必要はありません』
・『近所で大変評判のよいベーカリーに足を運ぶ』

まとめ

「向かう」「足を運ぶ」は、どちらも「ある場所に行く」などという意味合いで使われている言葉です。

使用する際にはそれぞれの語句がもっている微妙なニュアンスの違いに気をつけながら場面や状況などに応じて上手に使い分けるようにしましょう。

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