「昨今」と「最近」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「昨今」と「最近」の違いとは?違い

この記事では、「昨今」「最近」の違いを分かりやすく説明していきます。

「昨今」とは?

「昨日」「今日」が組み合わさった言葉「昨今」

漢字の意味通り、昨日、今日、を意味します。

漠然とした意味を持つ言葉で、厳密にいつからいつまでを意味することはなく、現在に近い過去から現在までを含めた意味として使用します。

「昨日」「今日」という漢字を用いることから遠い昔のことではなく、非常に近い過去を意味する言葉として「昨今」を使用します。

また、「昨今」は文語的なニュアンスが強く文章中や公的な場の使用に適しています。

例えば、「昨今の世界情勢」「昨今の日本経済」「昨今の医療技術」などといった形で使用します。


「最近」とは?

「最近」は最も近いと書きます。

意味も漢字の意味通り、現在より少し前となります。

「最近」の場合、現在より少し前のあるとき、少し前から現在までの間、最も近いこと、といった意味があります。

日常的に広く用いられる言葉で、「最近の出来事」「最近の様子」「最近のお気に入り」などといった形で使用します。


「昨今」と「最近」の違い

「昨今」「最近」の違いを、分かりやすく解説します。

「昨今」「最近」は、どちらも近い過去から現在までを意味する言葉になります。

そのため、どちらを用いても大きな違いはないものの、それぞれが持つ言葉のニュアンスに違いがあることから適切に使い分ける必要があります。

「昨今」は文語的なニュアンスが強く文章中や公的な場での使用に適しています。

一方、「最近」は日常的に広く用いられる言葉になります。

そのため、それぞれ適した場で使い分けることが大切です。

「昨今」の例文

・『経済状況が悪化している昨今、子どもへの影響が危惧されています』
・『昨今流行している病原菌について研究が進められています』

「最近」の例文

・『最近、お腹まわりのお肉が気になり始めました』
・『私の最近のお気に入りは、このメーカーのコーヒーです』

まとめ

「昨今」「最近」は、以上のような違いに注意し適切に使い分ける必要があります。

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