この記事では、「感動する」と「感銘を受ける」の違いを分かりやすく説明していきます。
「感動する」とは?
「感動する」とは、「ある事柄に触れることで深く心を動かされる」さまや「温かい気持ちに包まれる」様子などを示す言葉です。
文字が示すとおり「あることによって感情が動く」などという意味合いで使われており、「強く印象に残る」あるいは「胸に響く」などという語句とほぼ同様のニュアンスで用いられている文言です。
「感銘を受ける」とは?
「感銘を受ける」とは、「あることによって強い感動を覚える」さまや「感情を深く動かされる」様子などを示す言葉です。
他人がした行為や発した言葉、または作品や主張などから深いメッセージを感じ取るなどというニュアンスで用いられており、「心の琴線(きんせん)に触れる」ないし「胸を揺さぶられる」などという言い回しと似たような意味をもつ表現として使用されています。
「感動する」と「感銘を受ける」の違い
「感動する」と「感銘を受ける」は、いずれの言葉もあることによって心が動かされるなどという意味合いで使われている表現です。
「映画に感動する」および「映画に感銘を受ける」などというほぼ同じような使い方ができるそれぞれの文言ですが、「感動する」はやや一時的な感情を表しており、一方「感銘」は比較的長く続く気持ちや思いなどを指して用いられているという違いがあると言えるでしょう。
「感動する」の例文
・『親ガモの子ガモを思う温かい気持ちに触れていたく感動する』
・『感動する多くの人々を尻目に何故か冷静な気持ちに包まれていました』
「感銘を受ける」の例文
・『美術館や博物館などにある多くの作品からは感銘を受けることができます』
・『感銘を受けるほどのできごとは実際にはなかなか起こりません』
まとめ
「感動する」と「感銘を受ける」は、どちらの言葉も感情を動かされるなどという意味合いで使われている似たような表現です。
使用する際には微妙なニュアンスの違いに注意をしながら上手に使い分けるようにしましょう。