この記事では、「割れる」と「壊れる」の違いを分かりやすく説明していきます。
「割れる」とは?
「割れる」とは、「元々はひとつだったものがこわれて細かくなってしまう」さまや「あるものが一定の水準に満たない」様子などを示す言葉です。
ある物体が複数に分かれたり表面にヒビが入ってしまったりする際に使われている言葉で、定められている数や値などに届かないなどというニュアンスでも使用されています。
「壊れる」とは?
「壊れる」とは、「元々あった姿や形などが砕けたり崩れたりする」さまや「それまで使えていた機能などが故障してしまう」様子などを示す言葉です。
「物理的なものが破損してしまう」または「それまでうまく進んでいた状態が失われる」などというニュアンスで用いられており、「壊滅(かいめつ)」ないし「潰れる」などという語と似たような意味をもつ表現として使われています。
「割れる」と「壊れる」の違い
「割れる」と「壊れる」の違いを、分かりやすく解説します。
「割れる」と「壊れる」は、どちらの言葉も「まとまっていたものや正常だったものなどが崩れたり破壊されたりする」などという意味合いで使われている表現です。
似たような語句として使われていますが、「割れる」は基本的に「壊れてバラバラになってしまうもの」を指して使われており、一方「壊れる」は「目に見えない関係性や信頼などのさまざまなもの」を対象に使うことができる文言として扱われています。
「割れる」の例文
・『具合が悪くて頭が割れるように痛いので、病院に立ち寄ってから出社します』
・『票が割れるのは分かっていましたがここまできっちり半分半分になるとは思いませんでした』
「壊れる」の例文
・『精密機器は丁寧に扱わないと簡単に壊れる可能性があります』
・『大切な関係性が壊れるのは大変つらいものですね』
まとめ
「割れる」と「壊れる」は、いずれの語句もあるものの原型が崩れたり正常な状態ではなくなってしまうなどという意味合いで使われています。
それぞれは似たような語句ですが、使用する際には微妙なニュアンスの違いに注意をしながらうまく使い分けるようにしましょう。